「お墓選びの体験談〜失敗と成功の記録〜」をご覧いただき、ありがとうございます。管理人の高橋真由美と申します。埼玉県さいたま市在住の49歳、フリーライターをしています。
このブログでは、私自身のお墓選びでの大失敗と、その後のリベンジ成功体験、そして同じような経験をされた50家族以上の方々の体験談をお届けしています。
「体験談コレクター」なんて自分で言うのも変ですが、お墓選びで悩んでいる方、失敗してしまった方の生の声を聞くのが私のライフワークになっています。
なぜこのブログを始めたのか
正直に言うと、私は「お墓選びの専門家」ではありません。石材店で働いたこともなければ、霊園の関係者でもありません。
ただ、お墓選びで大失敗をして、その3年後にリベンジで成功した、という経験があります。この対照的な2つの体験が、私の人生を大きく変えました。
「同じ失敗をする人を一人でも減らしたい」
「お墓選びで悩んでいる人の力になりたい」
そんな思いで、2020年にこのブログを始めました。
私の失敗体験〜義父のお墓選び(2015年)
2015年、義父が68歳で急逝しました。心筋梗塞でした。
それまで私たち夫婦は、お墓について真剣に考えたことがありませんでした。「まだ先のこと」だと思っていたんです。
でも現実は違いました。葬儀が終わると、すぐにお墓の準備をしなければなりません。何も知らない私たちは、葬儀社の方に「信頼できる石材店を紹介しますよ」と言われて、そのまま任せてしまいました。
今思えば、これが最初の大きな間違いでした。
失敗の連続だった6ヶ月間
石材店選びの失敗
相見積もりを取ることも知らず、紹介された1社だけで決めてしまいました。
石材選びの失敗
「この石は高級な輸入石材で、100年は持ちます」という営業マンの言葉を鵜呑みにして、予算を大幅に超える石材を選んでしまいました。
霊園選びの失敗
「駅から近くて便利ですよ」という理由だけで霊園を決めました。管理費が他より高いことは、契約後に知りました。
予算管理の失敗
当初150万円の予算だったのに、最終的には280万円になってしまいました。追加工事の説明が不十分で、どんどん費用が膨らんでいったんです。
家族関係の悪化
お墓のデザインを巡って、夫と大喧嘩になりました。事前に話し合いをしていなかったので、お互いの考えが全く違っていたんです。
あの時の私に教えてあげたいこと
今振り返ると、「あの時の私に教えてあげたい」ことがたくさんあります。
- 必ず3社以上から見積もりを取ること
- 石材の特性を事前に勉強すること
- 霊園の管理費や将来性も確認すること
- 追加費用も含めた詳細な見積もりをもらうこと
- 家族でしっかり話し合ってから進めること
でも、当時の私は何も知りませんでした。そして、同じような状況の方がたくさんいることを、後になって知ったんです。
私の成功体験〜義母のお墓選び(2018年)
2018年、義母が71歳で亡くなりました。癌との闘病の末でした。
でも今度は違いました。義母の病気が分かってから、約1年間かけて家族でお墓について話し合いました。前回の失敗を絶対に繰り返したくなかったからです。
成功のポイント
事前準備の徹底
義母が元気なうちから、家族みんなでお墓について話し合いました。義母の希望も直接聞くことができました。
情報収集の徹底
3社の石材店から相見積もりを取りました。それぞれの特徴や価格の違いがよく分かりました。
石材の勉強
前回の失敗を踏まえて、石材の種類や特性について事前に勉強しました。
予算管理の徹底
追加費用も含めた詳細な見積もりを事前に確認し、予算120万円を厳守しました。
家族の合意形成
デザインから石材選びまで、家族全員で話し合って決めました。
結果は大成功
予算120万円で、家族全員が納得できるお墓を建てることができました。石材店の方とも良好な関係を築けて、アフターサービスも安心です。
何より、家族の絆が深まったことが一番の収穫でした。
体験談収集の活動
自分の体験をブログに書き始めたところ、たくさんの方からコメントやメッセージをいただくようになりました。
「私も同じような失敗をしました」
「どうすれば良かったのか教えてください」
「成功事例を聞かせてください」
そんな声にお応えするうちに、いろいろな方の体験談を聞かせていただくようになりました。
これまでに収集した体験談
失敗談:30件
- 予算オーバー:12件
- 石材店とのトラブル:8件
- 霊園選びの後悔:6件
- 家族間の対立:4件
成功談:20件
- 事前準備の徹底:8件
- 適切な石材店選び:6件
- 予算内での満足な仕上がり:4件
- 家族の合意形成:2件
どの体験談も、本当に貴重なものばかりです。失敗談からは「なぜ失敗したのか」「どうすれば防げたのか」を学べますし、成功談からは「何が良かったのか」「真似できるポイントは何か」を学べます。
私の基本的な考え方
失敗は恥ずかしいことじゃない
私は自分の失敗を包み隠さずお話ししています。なぜなら、失敗は恥ずかしいことではなく、次の人への貴重な教訓だと思っているからです。
お墓選びは人生で何度も経験することではありません。分からなくて当然です。失敗して当然です。
大切なのは、その失敗から学んで、次に活かすことです。
完璧なお墓選びは存在しない
私は2回目で「成功」したと言いましたが、それでも100点満点ではありません。「もう少しこうすれば良かった」と思うことはあります。
でも、それでいいんです。完璧なお墓選びなんて存在しません。大切なのは、ご家族が納得できる選択をすることです。
体験者の声が一番貴重
専門家の意見も大切ですが、実際に体験した人の生の声はもっと貴重だと思います。
なぜなら、専門家は「売る側」の立場ですが、体験者は「買う側」の立場だからです。同じ立場だからこそ、分かり合えることがあります。
予算に関係なく、心のこもったお墓が一番
高いお墓が良いお墓ではありません。予算が限られていても、ご家族の想いがこもったお墓が一番良いお墓です。
私も2回目は120万円という限られた予算でしたが、家族全員が満足できるお墓を建てることができました。
現在の活動
ブログの更新
週1〜2回のペースで、体験談や役立つ情報をお届けしています。
体験談交流会の開催
月1回、「お墓選び体験談交流会」を開催しています。同じ経験をした方々が集まって、情報交換をしています。
講演活動
終活関連のイベントで、体験談をお話しさせていただくことがあります。年間10回程度です。
個別相談
ブログの読者の方から個別にご相談をいただくことがあります。可能な限り、お答えするようにしています。
家族について
夫は最初、私のブログ活動に反対していました。「失敗談を公開するなんて恥ずかしい」と言っていたんです。
でも今では、一番の理解者です。「お前の活動で救われる人がいるなら、続けなさい」と言ってくれています。
子どもたちも応援してくれています。長女(22歳)は「お母さんの活動、誇りに思ってる」と言ってくれますし、長男(19歳)は「友達のおじいちゃんが亡くなった時、お母さんのブログを教えてあげた」と報告してくれました。
両親も、私の活動をきっかけに終活について考えるようになりました。「今度、お墓の見学に行ってみようか」と言っています。
読者の皆様へ
お墓選びで悩んでいる方、失敗してしまった方、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
私は専門家ではありませんが、同じ経験をした仲間として、お話を聞かせていただきます。
「こんなこと聞いても大丈夫かな?」なんて遠慮は無用です。私も最初は何も知りませんでした。分からないことがあって当然です。
一人で悩まず、一緒に考えましょう。きっと良い解決策が見つかります。
このブログで大切にしていること
正直であること
失敗も成功も、包み隠さずお話しします。
共感すること
読者の方の気持ちに寄り添います。
実用的であること
具体的で役に立つ情報をお届けします。
希望を持っていただくこと
失敗しても、必ずやり直せることをお伝えします。
今後の目標
体験談集の書籍化
これまでに収集した体験談をまとめて、書籍として出版したいと思っています。より多くの方に届けたいからです。
全国での講演活動
現在は関東圏が中心ですが、全国各地で体験談をお話しできればと思っています。
サポート体制の充実
お墓選びで悩む方々をサポートする体制を、もっと充実させたいと思っています。
業界の透明性向上
体験者の声を通じて、お墓業界がもっと透明で信頼できるものになるよう、微力ながら貢献したいと思っています。
最後に
お墓選びは、故人への最後のプレゼントです。でも同時に、残された家族のためのものでもあります。
完璧である必要はありません。ご家族が納得できる選択であれば、それが一番です。
私の失敗談も成功談も、皆様のお役に立てれば幸いです。一緒に、納得のいくお墓選びを目指しましょう。
何かご質問やご相談がございましたら、いつでもお気軽にお声かけください。同じ経験をした仲間として、精一杯サポートさせていただきます。
高橋真由美
フリーライター・体験談コレクター
主な活動
- 「お墓選びの体験談〜失敗と成功の記録〜」ブログ運営
- 月1回「お墓選び体験談交流会」主催
- 終活関連セミナー講演(年間10回程度)
- 終活関連雑誌への寄稿
体験談収集実績
- 収集した体験談:50家族以上
- 失敗談:30件、成功談:20件
- 地域:関東圏35件、関西圏10件、その他5件
- 予算別:100万円未満15件、100-200万円25件、200万円以上10件
お問い合わせ
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